東京言友会のあゆみ
東京言友会は1966年に発足し、発声練習や矯正など会員での試行錯誤した結果、
1976年に吃音者宣言(治すことの否定)を宣言するに至ります。
これは会の先人たちが残してくれた大切な結果です。
その後、会の中で吃音を持ちながら生きる考えは定着しましたが、一方で吃音を治したい、
改善したいという考えも消えることはありませんでした。
そんな中、1992年に採択された考えがわたしたちの基本的な考えです。
これは東京言友会がサークルや事業を通して自分の方法を見つけ出す事を援助するという考えで、
現在の東京言友会の活動の基礎となっています。
現在においても吃音に対する決まった考え方は世の中にありません。
会の中でも様々な考え方があり、時にはぶつかり合う事もありますが、すべての人が吃音に対する
答えを探している過程です。東京言友会は、かかわる仲間がお互いを尊重しながら、それぞれの
結論を見い出せるような会を目指して活動しています。